うつで悩む人は、まじめで元気でエネルギーがある人が多い??
うつで悩む人は、まじめで元気でエネルギーがある人が多い??
当院へ相談にいらっしゃる方の中には、うつと診断され、今後どのように「うつ」と向き合っていったらよいのかお悩みの方もいらっしゃいます。
主な相談内容としては、再発の心配や、うつを発症することで、家族に迷惑をかせてしまっているという罪悪感、もしくは、家族にあたってしまい家庭内の人間関係を悪化させてしまい、どうしたら良いか、わからないというケースです。
本ページでは、そもそもうつで悩む方には、どのような方が多いのか、どのようにカウンセリングを行うことが適切なのか、そのあたりを中心に見ていきたいと思います。
うつで悩む人はまじめで元気でエネルギーがある人が多い
うつで悩む方々のお話を伺っていると、ほとんどのケースで当てはまるのが、優秀な方が多いです。
まじめで一生懸命物事に取り組んで、周囲から評価を得たり、他の方にはない感性を持っている。
そのような方々が、何らかのきっかけで、挫折を味わったり、人間関係で苦悩したとき、うつを発症してしまうケースを見受けられます。
これはカウンセリングを行う上で非常に重要なのですが、相談者の方を、問題があると捉えるのと、本質の素晴らしさを見るのでは、まったく効果が異なります。
これは、当ページで何度かお伝えした「EE(感情表出)」から言えることですが、うつ治療の段階では、とくに人間関係が重要で、相手の本質の素晴らしさを見ながら接してくれる存在が非常に大切です。
例えば、引きこもっている人を見て、
「あの人は引きこもっているから問題だと見るのか」
もしくは、
「○○さんは、引きこもりながら、出てくるタイミングを見ているのかもしれない、引きこもってインターネットを見ているのは、自分が得意と思えること。生きがいは何なのか探しているのかもしれない。だとしたら、大変前向きだ」と捉えるのでは、カウンセリングの方向性は全く異なります。
もし、自分のやりたいことが見つかれば、それは生きがいとなり、必然的に、それを極めるには、人との接触が欠かせなくなります。
そのようなことは、誰しも潜在的に分かっているのです。
当院は、目の前の人の素晴らしさの本質を見つめながらカウンセリングを行います。